広い海の中で楽しく暮らす小さな赤い魚の兄弟たちに混ざって、一匹だけ真っ黒な魚がいました。

それが「スイミー」。

ある日、お腹を空かせた大きなマグロがやってきて、魚たちを一匹残らず飲み込んでしまった!

逃げられたのは泳ぐのが速かったスイミーだけ・・・。

大きな悲しみの中、彼は暗い海の底を泳ぎ続けます。とても不安で寂しく悲しい気持ちで・・・。

でも、スイミーは広い海を泳ぎながら見たことのない景色や知らない珍しい生きものたちがいっぱいいることを知りました。

ある日、スイミーは自分とそっくりな赤い魚の仲間が岩かげに隠れているのを見つけました。

そして、「岩かげから出てきなよ!」と言いますが、小さな魚たちは大きな魚に食べられてしまうから怖くて出られないと言います。

スイミーは、こう言います。

「いつまでも、そこにじっとしているわけにはいかないよ。なんとか考えなくちゃ。」

スイミーは、考えに考え「みんなと一緒に集まって泳いで、大きな魚のふりをすれば大丈夫!」といって自分が目となって泳ぎ出しました。

スイミーが仲間に教えたことは、けっして離ればなれにならないこと、持ち場を守ること・・・ 


 

みなさんは、このスイミーの物語から何を感じましたか?

スイミーが私たちに教えてくれたことは、

自分の強みを理解すること、

自分らしさや個性を承認すること、

世の中には多様な価値があること、

知識や経験や行動には価値があること、

挑戦する勇気が大切だということ、

チームや仲間が大切だということ、

それぞれに役割があること・・・。 

 

でも、自分自身を振り返ってみると、

自分の強みを理解しているだろうか?

自分らしさや自分の個性や自分の可能性を認めているだろうか?

世の中には多様な価値があって

自分の判断が必ずしも正しいとは限らないって

思ってるだろうか?

自分の知識や経験に価値なんてあるのかな?

自分は勇気ある挑戦的な行動をしているだろうか?

私たちは、スイミーから教えてもらったことを生かして、自分の強みを理解し、自分らしさや個性を認め、自分には自分の役割があり、世の中には多様な価値があることを認め、自分の知識や経験や行動には価値があり、チームや仲間を大切にしながら勇気ある挑戦をする人を増やしたいと思っています。


 

そして、218年間続いた「地の時代」が20201221日に終わり1222日から「風の時代」が始まりました。

つまり、約200年ぶりに大きく時代が変わるタイミングが今なのです。

地の時代が象徴するのは、物質、目に見えるもの、お金、権威、固定資産、階層、安定などと言われ、風の時代が象徴するのは、精神、目に見えないもの、こころ、流動資産、不安定、個人、自由、平等、知性などと言われています。

大きく価値観が変わるというか、これまでとは逆の価値観にもなるようにさえ感じます。

本当に今が風の時代なのか否かは本質的にはどちらでもよく、これまでは常識とされてきた価値観に違和感があったりモヤモヤしたりしていた人が、これまでと逆の価値観であることに納得感があったりワクワクしたりすることがあれば、それで良いのです。

スイミーコミュニティは、絵本スイミーの世界観と共に、風の時代が始まった20201222日にスタートしました。

私たちは、あなただけのあなたらしい個性や強みを発揮して、自分が豊かになった上で社会も豊かにする活動を共感できる仲間と一緒に始めたいと考えています。

さあ、風の時代のスイミーコミュニティの世界を一緒に実現していきましょう!